天理教の結納体験談(準備~当日までの流れ)

「お嫁さんを僕に下さい!」その一言からあらよあらよと結婚への準備が始まり結納は…などの話も出てくるのではないでしょうか?

ワタシの場合は、出会って2か月で結婚を決意し、あらよあらよと半年後には結納を行いました。

結納とは「結婚の約束」を公にするために行う、伝統的なスタイルの儀式のことです。

ワタシ達は、訳もわからず「結納ってしなきゃダメなんだ!」なんて思ってたので行いましたが、今の時代「結納」を行うカップルも少なくなってきています。

ですが、天理教では「結納」は「仲人」を立て略式結納をされる人も多いように思います。

検討されている方にお役立てれば幸いです。

実録を踏まえて天理で行う「結納」の準備から流れをご紹介します。

結納を行うって誰が決めるの?

二人で決めることが多いですが、「結納」は両家の家族の結びつきの儀式です。

まず両家の「結納」そのものに対する考え方をヒアリングしましょう!

男性側から提案したり、両家で話うタイプもあると思います。

女性側があくまでも「するよね?」は禁物です。

冒頭の紹介でもあったように、ワタシは訳もわからずお互いに「しようね」なんて言ってた大馬鹿者です。反省

結納スタイルを決める

天理教の結納は決まりはありません。日本の伝統儀式とはあまり変わりないですが、+「お参拝」という事がついてくるのが特徴です。

結納には大まかに2種類のスタイルがあります。どのような流れなのかご紹介しましょう。

正式結納

仲人に両家を行き来してもらうことで、両家同士は顔を合わせないのが特徴。

  1. 仲人は男性宅を訪問・口上し、目録・結納品を受け取って退出
  2. 仲人は女性宅を訪問・口上し、男性側から結納品を渡した後、女性側から受書と結納品を受け取り退出
  3. 仲人は男性宅に戻り、口上し、女性側の受書と結納品を渡し、男性側の受書を受け取り退出
  4. 仲人は再び女性宅へ戻り、口上し男性側の受書を渡す
  5. 女性側で受書を受け取った後、仲人にお礼をお渡しする
  6. お参拝(教会・神殿)

近年ではこの形式で行う人はほとんどいませんが、天理教の結納では歴史が深い教会や家柄などで、「正式結納」を行うとこもあります。

実際、ワタシの友人が正式結納で行っておりましたが、相手の顔を見ることができないので「私たちって結納したんだよね?って思ったよ」と言っていました。

家と家の距離があると数日かかったりと時間と費用と労力がかかりそうですよね。

略式結納(仲人あり)

女性宅の自宅や料亭・レストラン・詰所に両家が集まり結納品を受け渡し行うのが特徴。

  1. 結納品の飾りつけ(男性側が設置)
  2. 両家着座
  3. 仲人はじまりの挨拶(仲人)
  4. 男性側が目録・結納品を納める
  5. 女性側が受書を渡す
  6. 女性側が結納品を納める
  7. 男性側が受書を渡す
  8. 締めの挨拶
  9. 記念撮影
  10. お参拝(教会・神殿)

仲人は立てない場合も同じ流れになります。

天理教は家族との繋がりも非常に大切にする印象があるので結納を行い、略称結納をする人が多いです。

結納の最適なタイミングは?!

早くても、結婚式当日の6月前~

平均は、結婚式までの3カ月ほどのタイミングで結納を行われることが多いです。

1ヶ月前だとあまりにもバタバタするので、少し余裕を持ってすることをお勧めします。

天理教教会本部で挙式を挙げる場合は、挙式当日の半年前の申込なので

結婚式の準備が一通り済むと、両家の会食で結婚式のおおまかな準備や費用を確認できるタイミングでもあります。

結納日は、縁起のいいお日柄を選ぶ方もいますが、

「天理教の人はどの日もみな良い日!」と考えられる方が多いのですが、

それぞれの価値観もありますので、両家の良い日を見つけることが良いと思います。

天理教結納品のあるある

両家の話し合いになりますが、天理教によくある結納スタイルには以下のようです

  • 結納金なし
  • 結婚式で使用する扇子
  • 男性側の自教会ハッピ
  • おつとめ着物+教会指定の着物の帯
  • 家具 他

近年では、天理教以外でも「食事会」で済ませるケースが主流となりつつあり、「結納」を行なうカップルでも「結納金なし」というケースが増えています。

ワタシの場合は、主人もコツコツと結婚資金をためてくれていたおかげで結納金を頂き、1割ほどお返しするという流れでした。その結納金も新居の家具に使用するなど使い方はそれぞれだと思います。

後は、おつとめ着も用意してもらいましたが、大教会毎に決まった帯があるようで初めて教会に嫁ぐんだ…なんて思った気がしました。

扇子交換という儀式を行う人もあります。お見合いの席で、ご本人様の「このお話を決めます。」と言う意志表示として、互いの扇子を交換。
このようなことから、見合い扇子とも言われています。

ワタシは母の言われるがままでしたが、ワタシが主人の扇子を預かり結婚式当日に主人に渡すという流れだったようですが、無くしてしまい結婚式当日は大慌てでした。

両家同士、詳しく話し合い打合せすることが大切だということを

天理での結納品セットを購入できるお店

結納品のお飾り・目録・毛氈(赤)はコチラでも用意が可能です。

天理ふしん社 https://wobiya.tokyo/tenri-fushinsya/#%25E7%25B5%2590%25E7%25B4%258D%25E3%2582%25BB%25E3%2583%2583%25E3%2583%2588

費用:(和)14,2000円/(羽衣)27,300円目録・受書もお書き代込みでセットには箱もついています。

ミズカワ結納店 https://itp.ne.jp/info/292885941112340490/ 

費用:15,000円~20,000円までが多い。あまり派手にならないように平面の松竹梅を使用したりすると値段が抑えられるようです。

希望であれば当日のお届けから飾りまでお手伝いしていただけます。

当日の結納の流れ

ワタシび実録の流れになります。

10:00 主人ワタシの自宅に訪問し、結納物品飾りつけ

11:30 略式結納開始

11:45 結納終了

その後記念撮影・お茶会

12:15 本部お参拝

13:15 会食 

15:00 解散

結納は15分くらいの儀式でしたが、とても緊張感ある儀式で結納を行えたことに結婚への思いが固められたようにおもいます。家族との会食も笑いが止まらず、和やかに終えられたので本当にいい思い出です

8月に行ったのでワタシが単衣着物で主人はフォーマルスーツでした。結婚系は8月は懸念されがちですが、クーラーがある場所が多いので意外と大丈夫でした

結納代や顔合わせにピッタリな個室のお店

ウェルカムハウス コトブキ http://welcome-kotobuki.com/welcome/wedding_secondparty.html

儀式から会食迄ひとまとめに行える。また、本部神殿からも距離が近いので参拝も行きやすいのもメリット。

ワタシたちは、天理から少し離れた大和高田市

ヴェルデ辻甚 http://tsuji-jin.com/kaoawase1109.html 

個室は全室床の間付きで結納・顔合わせには最適です。

毛氈・乾杯用スパークリングワイン・記念お写真(両家一つずつ)つけてくれます。なんといってもお料理は、フレンチ料理でここでよかった!と思えるくらい奈良では美味しいお店の一つです。

およその費用は?

結納品は男性側が支払い

会食代は女性側が支払い

仲人さんへの謝礼・お車代(両家の相談)

が一般的です。これも両家で話し合いだったり、カップルで話し合ったりして決めていくといいと思います。

カップルによっても違いますが、天理教の結納は平均5万円~20万円(結納金除く)ほど結婚式以外でも費用はかさみます。

ですが「一生に一度の結納」です。新郎側の家族が嫁を迎え入れてくれる姿勢や両家に大事にされていると実感できたのも結納ならではです。少しでもやりたい検討を悩んでいれば、費用も抑えることもできるので行うことをお勧めします。

お困りの事があればお問い合わせください。

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